自民党県議一般質問での暴言への適切な対処を議長に申し入れました

お知らせ

自民党県議一般質問での暴言への適切な対処を議長に申し入れました

日本共産党千葉県議団は12月8日の本会議で行われた、自民党伊藤和男県議の一般質問での暴言について、適切な対処を行い、議会の品位および良識の向上に努めるよう申し入れを行いました。

申し入れ全文は以下の通りです。

2021年12月14日

千葉県議会議長 信田光保 様

日本共産党千葉県議会議員団

自民党伊藤和男県議の一般質問での暴言へ適切に対処し、議会の品位および良識の向上に努める申し入れ

 12月8日の定例千葉県議会において、自民党伊藤和男県議が一般質問の中で行った県幹部職員や農民に対する「暴言」は、「言論の府」である議会の品位と良識をおとしめるものであり、到底看過できるものではない。
 議会事務局が作成した発言要旨によれば、同議員は、副知事に対して「頭禿げてるばかりでねえから」と容姿を揶揄するような発言をした。総務部長には「いい加減な答弁したね。(中略)ふざけんじゃねえぞお前」と、罵声をあびせた。
 また、農民に対しても「脳が狂っちゃてる」などと侮蔑する表現を用いた。
 報道によれば、暴言を連発した伊藤和男県議は、貴職に対して議事録からの削除を申し入れたが、これは当然である。
 しかし、これらの相次ぐ罵倒や恫喝的な発言は、県議会に対する県民からの信頼を損ないかねない重大な問題である。この事態を知った県民からも「呆れ果てた」「憮然とした」などの厳しい声が寄せられている。
 あらためて云うまでもなく、千葉県議会会議規則第113条は、「議員は議会の品位を重んじなければならない」とし、地方自治法第132条では「無礼の言葉」の使用を禁じている。県民から負託された議員は、たとえ執行部側の答弁内容が自身の意に沿わないとしても、議会における自らの発言は、おのずと節度と良識を持つものでなければならない。
 よって、貴職の責任において、伊藤和男県議の暴言について適切な処置を講じるとともに、議長として議会の品位と良識の向上にご尽力下さるよう申し入れるものである。

以上