夏休み明け学校再開にあわせ検査拡充を改めて要請しました

お知らせ

夏休み明け学校再開にあわせ検査拡充を改めて要請しました

【申し入れ全文】

2021年9月3日

千葉県知事  熊谷俊人 様

千葉県教育長 冨塚昌子 様

日本共産党千葉県議会議員団

新型コロナウイルス感染爆発のもとで学校等での無症状者への検査拡充を求める要請

 夏休みが終わり、学校再開後も新型コロナウイルス新規感染者が連日1000人を超えるなか、保護者や教員などから大きな不安の声が寄せられています。

より感染力が強いデルタ株に置き換わり、これまで感染しにくいと云われていた子どもの感染がふえ、子どもからおとなへの感染も確認され始めています。この間、家庭内感染がひろがり、家族全員が自宅療養中に親が重症化するという事例もおきています。

さらに8月も高校(部活)や学習塾、学童保育、保育所(園)、医療機関、高齢者施設、事業所などでクラスターが相次いで発生し、市中感染のリスクは増大しています。しかも児童・生徒および保護者世代の圧倒的多くはワクチンが未接種です。

このようなもとで、県教委は、県立学校の再開にあたり、学年ごとの分散登校、時差通学・短縮日課などの方針を打ち出しました。県内自治体でも短期間の休校、分散登校、短縮日課、オンライン授業、部活動の制限などを実施するとしています。

昨年のような一方的ないっせい休校の押しつけとは違う、これらの措置を、それぞれの学校が感染状況をふまえ、柔軟に組み合わせて実施できるようにすることは重要です。

同時に、「災害レベル」といわれる感染拡大を抑え込み、子どもたちの学びと成長を保障する教育活動の維持・継続をはかるためには、検査の抜本的拡充が不可欠です。

わが党は8月5日、知事に対して、無症状者への大規模検査(千葉方式)を提言し、学校、保育所などにPCR(唾液)検査または抗原検査のキットを定期的に無償配布することなどを求めました。いま、消毒、マスクなど従来の感染防止策に加えて、無症状の児童・生徒、教員を検査し、陰性を確認することによって、より安全・安心な学校での教育活動がすすめられます。

よって、以下について、緊急に要請するものです。

1.すべての公立および私立の小・中・高校の児童、職員、委託事業者従業員に対して、PCR(唾液)検査または抗原検査を無償で定期的に実施すること。

2.保護者・同居する家族および学童保育、学習塾、保育所(園)、幼稚園などの利用者、職員に対して、PCR(唾液)検査または抗原検査のキットを無償で定期的に配布し、回収する仕組みをつくること。

3.医療機関、高齢者・障害者の施設などの従事者、入院患者・利用者に対する検査を継続・拡充すること。

以上