新型コロナウイルス感染拡大第3波対応について緊急申し入れ

提言・要望

新型コロナウイルス感染拡大第3波対応について緊急申し入れ

新型コロナウイルスの急拡大で千葉県でも感染者が過去最多となりました。日本共産党千葉県議団は「第3波」に対応するための検査・医療体制強化を緊急に申し入れました。


千葉県知事 森田健作 様

新型コロナウイルス「第3波」感染拡大に対応する検査・医療体制強化を求める緊急要望


2020年11月17日 日本共産党千葉県議会議員団


 新型コロナウイルス感染症対策にご尽力されている関係者の皆様に心から敬意を表し、感謝申し上げます。
全国各地で新型コロナウイルス感染者が急増し、千葉県でもクラスター(集団感染)が多発し、11月14日の新規感染者が県内最多の88人であり、直近7日間の平均感染者数も11月15日に61.0人と最多となりました。この急拡大は7~8月の「第2波」に続く、「第3波」の感染拡大といえるものであり、さらなる感染の爆発的拡大を抑止するため抜本的な対策強化が必要です。
 その第一は検査体制です。感染拡大を抑止するためには感染者や濃厚接触者を中心としてPCR等検査を行う「点と線」での対策にとどまらず、無症状の感染者を把握・保護するために検査対象を抜本的に拡大しての「面の検査」が必要です。千葉県の1日の最大検体採取能力24,365に対し実際の採取数は最大10,427(11月12日現在)にとどまっています。持てる検査能力のフル活用とともに、いっそうの拡充が求められます。
 第二は、感染の急拡大に対応する病床や宿泊療養施設の確実な確保と、地域医療を支える全ての医療機関を対象とする支援です。感染者が療養する病床や宿泊療養施設の確保をさらにすすめ、必要な感染防護具や医療資材を現場に届けなければなりません。また、新型コロナ患者の入院を受け入れる病院に対しては支援の拡大がされていますが、患者減による減収への補償はありません。新型コロナ患者を受け入れる、受け入れないにかかわらず全ての医療機関を対象とした支援を行うべきです。
 第三は感染追跡を行う体制の確保と保健所体制の抜本的強化です。現在の急激な感染拡大に対応し、陽性者を着実に把握・保護していくためにも感染追跡が欠かせません。各保健所等で積極的疫学調査や、事業所の大規模クラスターにFETPの派遣が行われていますが、爆発的感染に対処できる人員の確保が急務です。また、公衆衛生の要であり新型コロナウイルス感染症対策の最前線に立つ保健所は疲弊しており、その体制の抜本的強化は喫緊の課題です。
 感染急拡大抑止へ「検査・保護・追跡」を一体に推進することを強調し、以下を申し入れます。



1.感染者や濃厚接触者を中心とした検査から大規模で集中的な検査への方針転換
①クラスター対策にとどまらず、感染急増地(ホットスポット)のリスクがあるところに対する「面の検査」を実施すること。
②医療機関、介護・福祉施設、保育園・幼稚園、学校、学童保育(クラブ)などの施設等に定期的な「社会的検査」を行い、感染拡大を事前に防ぐこと。
③感染者が集中している地域では希望者に対して検査を行うこと。
④検査費用は全額国庫負担とするよう国に強く申し入れること。
2.病床や宿泊療養施設の確実な確保と、医療機関への支援を強化すること。
①今後の急拡大に備え、病床や宿泊療養施設の確保を進めること。臨時医療施設をいつでも開設できるよう準備を進めること。
②各医療機関、宿泊療養施設、福祉施設等に対し、必要な感染防護具、医療資材が不足することがないよう、県の責任で確保し供給すること。
③新型コロナウイルス患者や発熱患者受け入れの有無にかかわらず、全ての医療機関への財政的補償を拡充し、「医療崩壊」を生じさせないこと。
3.感染追跡を専門に行うトレーサーを確保すること。各健康福祉センター(保健所)、衛生研究所の人員増など、抜本的な体制強化をただちに図ること。


以上