夜間定時制高校給食の廃止の撤回を求める声明(2018/1/25)

夜間定時制高校給食の廃止の撤回を求める声明

2018年1月25日 日本共産党千葉県議会議員団

一、千葉県教育委員会は1月22日、各市町村教育委員会と関係県立学校長、同高等学校長に対して「夜間定時制高等学校の給食は今年度(2017年度)をもって廃止」する旨の「通知」を出した。
 わが党は、関係者の合意、納得もないまま、子どもたちにとってかけがえのない給食を廃止することは断じて容認できない。給食の存続を強く求めるものである。

一、県教委は、来年度から給食に代わって、業者の販売などによる「夕食を提供する」というが、単に子どもたちの空腹を満たせば、それで事足りるものではない。
 現在の夜間給食は、安くて、美味しく、量や栄養面でも十分に配慮され、生徒たちに大変喜ばれている。学校周辺で容易に弁当などを購入できるところでも喫食率は高く、多くの生徒は、自ら給食を選択している。
 加えて、定時制高校には、様々な困難、事情を抱える多くの子どもたちが通学しており、そこでの給食の場は、生徒同士、生徒と教員の人としての結びつきを築き、それが子どもたちの今後の人生を歩むうえでの大きな励ましとなっている。これは、教員、生徒、卒業生など多くの関係者も異口同音に強調していることである。
 このような夜間給食の廃止は、同給食が果たしている「食」と「コミュニケーション」の役割を投げ捨てるものであり、県教委の責任は極めて重大である。

一、しかも黙過できないのは県教委の強引なやり方である。同通知では、今年度から開始した「夜間定時制高等学校夕食費補助事業」の2018年度の予算を要求しているとし、来年度(本年4月)の入学者選抜に関して、志願者等に混乱が生じないよう中学校への「速やかな周知」を求めている。
 しかし同給食の「廃止」および「夕食費補助事業」に関する予算案は、議会に提案すらされていない。にもかかわらず、すでに予算案が議会で可決したかのように、関係者に具体的な対応を「通知」するなどということは、甚だしい「議会軽視」「県民無視」である。到底認められない。

一、わが党は、県民と力を合わせて、定時制高校に通う子どもたちが安心して学び、成長できるよう、夜間給食の存続にむけて引き続き全力を尽くすものである。

以上